映画『リプリー』の感想

リプリー』はけっこう印象的だった。見終えたときに鳩時計を思い出した。登場人物の行動原理、行動パターンが箇条書きで3つ以内におさまる感じで、変則的な動きがとても少なかったので。その設定が物語には不可欠なのかなと考えてみると、リプリーが物語の最後まで自分の秘密をクローゼットに仕舞わなければならない社会っていうのは柔軟さや変化のない、決まったことを繰り返す機械のような場だよってことに繋がるのかな。